暑く、ジメジメした日々になってきましたね。そんな季節に気をつけたいのが、食中毒。
食中毒の恐ろしいところは、食品に食中毒菌やウィルスが付着しても、腐敗とは違って、味やにおい、色が変わることはないという点。記憶に新しい事件のように、重症化すると死に至る恐ろしい面もあるため、しっかりと対策・予防をしたいものです。
そこで、本特集では、食中毒に関する注意点をご紹介します。
◆こんな症状が出たら疑いアリ!
◆食中毒かな?と思ったら
◆食中毒にならないために
こんな症状が出たら疑いアリ!
食中毒と聞いて、まず思い浮かぶ症状は「おう吐・下痢」ではないでしょうか。ただし食中毒とひとくくりにされますが、原因となる細菌やウィルスによって様々。主に3つの型があります。
主な食中毒の症状
○下痢(水様性・血便など) 潜伏期間は短いもので1時間、長いものだと1週間のものも。どれも倦怠感や微熱感などの症状が現れ、それぞれの症状が顕著になってきます。ただ、場合によっては複数の症状を伴うことも。特に下記3つの症状はキケンです。 |
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| ○血便がある ⇒病原体が腸壁を破壊。敗血症や腹膜炎を引き起こすこともあります。 ○水様性の下痢が1日10回以上 ⇒脱水になりますので、特に子供や高齢者は危険です。 ○海外旅行での感染 ⇒日本では稀な病原体に感染し、特別な治療を必要とする場合があります。 |
食中毒かな?と思ったら
自己判断で薬を服用するのは、キケン!?
下痢やおう吐などの症状は、体内に入り込んだ毒素を排出しようとしている生体反応。そのため、腸の動きを止めるタイプの下痢止めなどは、飲んではいけません。 少しでも疑わしい症状がある場合は、すぐに病院へ。内科や小児科、感染症科を受診し、指示をあおぎましょう。 |
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家族や同居者に食中毒が出た場合はどうする?
○ドアノブやトイレの流しレバー、便器など、菌に汚染されやすい場所を、市販の消毒用アルコール
または逆性せっけんにて、こまめに消毒する。
○調理や食事の前、トイレ後は必ず手洗い。特に病原体が入り込みやすい爪の間はブラシなどで重点的に洗い、流水で充分に洗い流しましょう。
○感染者の便を家族が処理する場合には、ゴム手袋や使い捨て手袋を使用しましょう。 ○感染者の汚れた下着は、薬品で消毒した後、家族や同居者とは別に洗濯。煮沸消毒をするとさらに効果的。 ○入浴では、家族・同居者と同じ湯を使わないように注意しましょう。 |
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食中毒の疑いがある症状が出た場合、病院のほかには、最寄りの保険所に相談することもおすすめ。
便などを調べて食中毒かどうかの検査を受けることも可能です。
食中毒にならないために
食中毒を引き起こす細菌が発育しやすい条件は、主に3つ。「栄養」「水分」「温度」。
1.栄養 ⇒ 食品の残りや汚れが細菌にとって、栄養となります。
2.水分 ⇒ 食品内の水分を利用して、細菌は増殖。水分含有量50%以下では発育しにくくなり、20%以下では、発育できません。
3.温度 ⇒ 多くの細菌は、10℃から60℃で増殖。36℃前後で最も発育します。また、低温では10℃で増殖しにくくなり、−15℃で増殖が停止。ただし、細菌が死ぬわけではないので、ご注意を。
では、食中毒にならないために、どのようなことに気をつければよいのでしょうか。いくつか対策方法をあげてみました。
食品を買った時は、寄り道禁止!
いくらスーパーで新鮮なものを購入しても、春夏の炎天下に長くさらしてしまうと危険な状態に。生鮮食品といった冷蔵や冷凍などの温度管理が必要な食品の購入は買い物の最後に行い、購入したら寄り道をせず、持ち帰ったらすぐ冷蔵庫や冷凍庫に入れましょう。 また持ち帰る際は、肉汁や魚などの水分が漏れないように、ビニール袋でそれぞれ分けて包むと良いです。 |
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解凍は冷蔵庫の中か電子レンジで
室温で解凍すると、食中毒菌が増える可能性があります。そのため冷凍食品といった凍結している食品を、調理台や流しなどに放置したまま解凍するのはキケン。解凍は冷蔵庫にうつして行うか、電子レンジを使いましょう。また、水を使って解凍する場合には、しっかりと密封された容器に入れ、流水をしながら行います。 |
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加熱温度の目安は、75℃以上。
充分な加熱は、食中毒菌を殺すために有効な手段の一つ。目安は、食べ物の中心部の温度が75℃以上かつそれを1分間以上加熱することです。調理後も、油断大敵。O157のように室温15〜20分で2倍に増える細菌もあるため、冷蔵庫・冷凍庫外で長く放置することは避けましょう。 |
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食中毒で最も気をつけないといけないことは、食中毒菌を「付けない」「増やさない」「殺す」の3つ。
これらに気をつけて、安全でおいしい食生活を送りましょう。






